2011年5月10日火曜日

ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2プロフェッショナル クリア済みレビュー

公式:ドラゴンクエストモンスターズジョーカー2プロフェッショナル

 はいこんばんは、玲印どりるです。
 とりあえずストーリー上のボスは全部倒しましたので、主に無印版との違いを紹介しつつレビューしますね。

 とはいっても、無印版と同じなのは基本的なストーリーの流れぐらいで、あとは全然違うと表現してもいいくらいです。無印版を買わなかった人もそうですが、なによりも無印版を楽しんだ人には絶対お勧めですね。




モンスター大量追加!

 本編シリーズからも外伝作品からもかなりのモンスターが追加されたのは原作ファンには嬉しい追加要素です。

 例えばドラクエ5からはゴンズジャミゲマ様の3人が登場。3匹ともSサイズなのでパーティを組んで戦うこともできます。再現派にはたまらないでしょう?

 私が好きなドラクエ9からもゲルニック将軍ゴレオン将軍ギュメイ将軍の3人、病魔パンデルムに黒騎士レオコーン、暗黒皇帝ガナサダイにエルギオスまで揃いました。無印版は開発時期のせいかドラクエ9モンスターが少なすぎたので、ホンットーに嬉しいです。
 皆さんもぜひズッキーニャをくしざしツインズと並べてヘルシーに戦ってください。

 ほかにもドラクエ4の真の悪役エビルプリースト、ドラクエ5の地味キャライブール、ドラクエ6の地味キャラアクバーといった脇も固めてあるので、固有名詞ついてるのにマイナーなキャラが好きな人も安心ですね!

 私はモンスターズシリーズの過去作は全然やっていないのですが、わたぼうに加えてワルぼうエグドラシルじげんりゅうゾーマズデビルドークマガルギなんかは、シリーズファン大歓喜の新モンスターではないでしょうか?

 さらには外伝シリーズからエリスグールやもりもりスライムキャラ、そしてプロフェッショナルオリジナルモンスターも登場して、まさによりどりみどりといったところです。好きなモンスターを頑張って作る楽しみはこのシリーズの醍醐味ですよね!

 ここまで聞くと、無印版経験者は「でもどうせ対戦じゃあSやSSレベルじゃないとステータス上限が低いから大して使えないんじゃ?」と思うかもしれません。そこで次の変更点を紹介します。




F~Aランクの全モンスターがSランクに!

 スライムやプチット族などごく一部のモンスターだけが可能だった「最強」Sランク化が、Aランク以下のすべてのモンスターで可能になりました。

 最強タマゴロンと最強おおにわとりの親子丼コンビ、最強ワンダーエッグと最強ピピットと最強バードファイターのフライドチキンコース、最強エンゼルスライムと最強ダークスライムを使ったどっちのスライムショー、など思い通りのメンバーで対戦を楽しむことができます。

 強種族になると特性が2→3、最強種族で特性が4に増えるほか、ステータス上限もSランク並、耐性も一部強化されるので、工夫次第で魔王や邪神だって討ち取れるかも……好きなモンスターを活躍させられるというのは、モンスターに思い入れがある人にとって重要な要素ですよね。

 その戦闘、対戦のバランスも大幅に調整されています。




新スキル・新特技・系統テンションバーン

 モンスターズシリーズのメインディッシュはやはり対戦。さまざまな変更が加えられて、まったく新しい戦闘バランスになっています。

 まず、無印版で流行していた戦法をつぶすための特技・特性で構成された「メタルつぶし」「しっぷう・ゼロ封じ」といった新スキルの登場により、対策が取りやすくなっています。

 新特技も多数追加。行動がターンの最後になるかわりにみがわりやアタックカンタされない「アンカーナックル」、種族に対応して大ダメージを与える全体攻撃「しんらばんしょう斬」「てんいむほう斬」、回復がダメージになる「冥界の霧」といった特技がこれまでの戦法を覆します。

 さらに私のようなダイの大冒険ファンがダイ歓喜する新技もあります。無印版でドラクエシリーズ初登場となった「ベタン」に加え、「大地斬」「海破斬」「空裂斬」といったアバン流刀殺法、さらには

獣王クロコダイン最大の奥義
獣王げきれつしょう


 まで新登場!
 使いたくなるのは当然です。当然ですとも。

 また種族系統ごとに一定の条件でテンションがあがる「系統テンションバーン」が登場したほか、呪文による会心の一撃が実装されたので、突然予想外のダメージが発生してゲームは予測不能の展開に。新しいドラマが生まれます。

 細かいその他の変更点としてはスキルで覚える特技が追加変更されていたり、消費MPの量、スキル進化やSP発生条件なども一部変更されているほか、ガード+が一律2段階上昇、ブレイクが1段階減少と分かりやすくなっています。
 また「いろいろやろうぜ」が「せんりょくうばえ」「サポートたのむぞ」に分かれたのでより作戦で狙い通りの行動を取らせやすくなったのも嬉しいですね。

 さて、そうなると対戦を楽しむための準備にどれくらいかかるのか気になるところですが、無印版との連携や追加マップの話も少ししておきましょう。




その他の追加変更点

 今回からは、すれ違い通信でスカウトしたり、無印版とのモンスター交換でゲット可能なモンスターのランクはAまでとなりました。とはいえ、何も無い状態よりは、無印版からモンスターを送ったほうがプレイを楽に進めることができるでしょう。

 プロフェッショナル版ということで敵の強さは上昇しているようなので、新しく始める人はじっくり遊べますし、無印版プレイ経験者も新たな気持ちで楽しむことができますね。
 さらに新マップではもっと手ごわいモンスターが登場するので、これをクリアする頃には対戦のための下準備がそこそこ整うという寸法です。スカウトにも配合にも嬉しい配置モンスターが色々と準備されていますよ。

 タマゴから生まれる新モンスターや、新マップで販売されるアイテムなどで、今まで手に入りにくかったモンスター・スキルがそれなりに手軽に手に入るようになったのはよいことです。より対戦に向かいやすくなったというわけですからね。

 そのほか、勝ち抜き戦や最強マスター戦の模擬戦、アロマとのエキシビジョンマッチがWi-Fiで拾ってきたデータで行われるなど、腰をすえて遊べる要素はまだまだ残されていますので、どんどんモンスターを配合してずーっと遊んでいられます。時間泥棒なソフトですよ、まったく。

 最強マスター決定戦も、10ラウンド制になったことで耐久戦法ではなくガチの殴り合いが主流になったのでよりとっつきやすくはなっていると思います。

 その他細かい変更点としてはテンションアップやダウンが分かりやすく表示されるようになったり、配置されているモンスターが結構変わっていたり増えていたり、特殊配合の組み合わせが見直されていたり、GJと何度も戦えるようになっているためアイテムが手に入れやすくなっている、といったものがあります。
 全体的に、より遊びやすくなっている、というわけですね。

 相変わらず配布限定モンスターが結構いて、手に入れるのが場合によっては結構大変だったりしますが、やはり対戦と育成の面白さはお勧めするに値する内容となっています。
 私のようなヘタクソでもなかなか楽しめるものですよ。

 是非あなたもゲームショップに走って明日からモンスターマスターを目指してください。では、最強マスター決定戦でお会いしましょう。


書いた人:やっぱりロトシリーズが好きな玲印どりる

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